夜行バスで快適な旅行!荷物の準備と詰め方のコツ

夜行バスで荷物の準備

「夜行バスって大きな荷物持ち込めるのかな…」
「荷物の量はどれくらいが適切なんだろう…」

夜行バス旅行を検討中のあなたなら、こんな疑問や不安を感じているかもしれません。

でも大丈夫です。
荷物の準備さえしっかりしておけば、夜行バスでも快適な旅ができますよ。

まずは必要な荷物を見極め、コンパクトにまとめることから始めましょう。

この記事では、夜行バスで国内旅行を楽しみたい方に向けて、

  • 夜行バスでの荷物の持ち方
  • 車内での荷物の収納方法
  • 必要最低限の荷物リスト

上記について、30年以上のバス事業の経験を持つ筆者の視点からアドバイスしています。

快適な夜行バス旅行のコツは、意外と荷物選びにあったりするんです。
ぜひこの記事を参考に、あなたに合った荷物の準備方法を見つけてくださいね。

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当コンテンツは、「一般乗合旅客自動車運送事業(路線バス事業)」「一般貸切旅客自動車運送事業(観光バス事業)」を行う銀河鉄道株式会社が管理を行っております。「貸切バス事業者安全性評価認定制度」で最高の三ツ星認定を獲得した実績を元に、安全で快適なバスの利用方法や車に関する知識をお届けしていきます。

目次

夜行バスで快適に過ごすための荷物の準備方法

夜行バスで快適な旅を楽しむには、荷物の準備が鍵を握ります。
バスの座席スペースや荷物置き場の特性を理解し、目的に合わせて荷物を選ぶことが大切でしょう。

旅先で快適に過ごすためには、荷物の中身を機能的に整理し、車内の温度変化に対応できる服装も欠かせません。

ここでは、夜行バスならではの荷物の準備方法について、詳しく解説していきます。

夜行バスの座席と荷物スペースを把握しよう

夜行バスを利用する際は、まず座席周りの環境を理解することが大切です。
一般的な夜行バスの座席は、リクライニングが可能で、足を伸ばせるスペースがあります。
ただし、座席の間隔は狭く、大きな荷物を置くスペースは限られているのが実情でしょう。

座席の前後には、小物を入れられるポケットが付いていることが多いです。
雑誌や小型の電子機器、ペットボトルなどを収納するのに便利でしょう。
ただし、座席ポケットは浅めのことが多いので、貴重品を入れるのは避けた方が無難と言えます。

また、夜行バスには、座席の上部に網棚と呼ばれる荷物スペースがあります。
キャリーバッグやリュックなど、ある程度の大きさの荷物を置けるでしょう。
ただし積載量には限りがあるため、バス会社の規定サイズを事前に確認しておくことが賢明です。

夜行バスの座席下にも、荷物を収納できるスペースが設けられていることが多いです。
大型のスーツケースなど、網棚に入りきらない荷物の置き場所として活用できるでしょう。
ただし座席下のスペースも狭いため、出し入れがしにくい点には注意が必要です。

このように、夜行バスには座席まわりにいくつかの荷物スペースがあります。
しかし、それぞれ収納力に限りがあるのも事実と言えるでしょう。
荷物の大きさや量、形状を考慮し、スペースを上手に使い分けることが肝心です。
夜行バス車内の環境をしっかりと把握した上で、荷物の準備に取り掛かるのが賢明と言えます。

目的と日程に合わせて荷物の種類を選ぶ

夜行バス旅行の荷物選びで大切なのは、目的と日程に合わせて、必要な物をコンパクトにまとめることです。
「どんな旅にするのか」「何日間の旅行なのか」といった基本情報を整理し、それに見合った荷物を厳選しましょう。

例えば、1泊2日の短期旅行であれば、お泊まりセットとリュックひとつで十分でしょう。
バス車内で着られる楽な服装、下着や靴下などの着替え、洗面用具、タオルを用意するのがおすすめです。
観光地を歩き回ることが多い旅では、動きやすい服装と歩きやすい靴を選ぶのが賢明と言えます。

一方、3泊4日以上の長期旅行では、荷物の量も自然と増えてしまうものです。
その場合は、キャリーバッグやボストンバッグなど、容量の大きな鞄を活用するのがよいでしょう。
ただし夜行バスのトランクには、サイズや重量の制限があります。
各バス会社のルールを事前にチェックし、規定内に収まる荷物を選ぶ工夫が求められます。

また、出張やビジネス目的の夜行バス利用なら、スーツなどのフォーマルウェアが必要になるかもしれません。
その際は、シワや型崩れを防ぐために、ガーメントバッグを活用するのがおすすめです。
パソコンなどの電子機器を持ち運ぶ場合は、機内持ち込み可能なサイズのPCバッグを選ぶのも良い工夫だと言えます。

さらに、寒冷地への旅行では防寒着が、アウトドアの旅ではキャンプ道具が必要になるなど、目的地の気候や環境に合わせた荷物選びも欠かせません。
「この旅にはどんな物が必要か」を見極め、必需品のリストアップから始めるのが荷物選びの基本でしょう。

こうした目的や日程に応じた荷物選びを行うことで、旅先で「あれを持ってくればよかった」「これは不要だった」といった後悔を防げるはずです。
無駄のない快適な夜行バス旅行のために、入念な荷物選びを心がけたいものです。

バッグの中身は機能的に整理整頓

夜行バスの旅では、限られたスペースにコンパクトに荷物をまとめることが求められます。
その際に重要なのが、バッグの中身を機能的に整理整頓することです。
必要な物にすぐ手が届く状態にしておくことで、旅先での快適さが格段に高まるでしょう。

まず大切なのは、荷物を「衣類」「洗面用具」「貴重品」といったカテゴリーごとに分けて収納することです。
パッキングオーガナイザーやメッシュポーチなどを活用して、小分けにするのがおすすめです。
用途別に整理することで、バッグの中が散らかるのを防ぎ、必要な物を取り出しやすくできるはずです。

例えば衣類なら、ジップ付きの圧縮バッグに入れて空気を抜くことで、スペースを大幅に節約できます。
下着や靴下は、ランドリーポーチに収納するのも良い方法と言えるでしょう。
洗面用具は、バスルームポーチにまとめることで、歯磨きセットやスキンケア用品をすっきりと持ち運べます。

また、夜行バス車内で使う物は、座席ポケットやリュックに入れて手元に置くのが便利です。
スマホやタブレット、イヤホン、本など、車内で過ごす間に必要になりそうな物は、取り出しやすい場所に収納しましょう。
貴重品は、なるべく手荷物として身につけておくことが、紛失や盗難の防止につながります。

そして、旅先で必要になる物は、用途ごとに仕分けしてサブバッグに収納するのがおすすめです。
例えば観光に行く際は、財布や地図、カメラ、ティッシュなどを小型のショルダーバッグにまとめると良いでしょう。
ホテルでの宿泊に備えて、パジャマや着替えをトラベルポーチに入れておくのも賢明です。

このように、バッグの中を機能的に整理することで、夜行バス車内はもちろん、旅先でのストレスを大幅に減らせるはずです。
限られたスペースを有効活用し、快適な旅を実現するために、整理整頓の工夫を怠らないようにしたいものです。

車内の温度変化に対応できる服装を

夜行バスは、長時間にわたって車内で過ごすことになります。
そのため、バスの中の温度変化に柔軟に対応できる服装を選ぶことが、快適な移動の鍵を握ると言えるでしょう。

一般的に、夜行バスの車内は冷房が効いていることが多いです。
特に真夏でも、冷房の効きすぎで寒く感じることもあるかもしれません。
そのため、薄手の長袖シャツやカーディガンなど、羽織れる上着を持参するのがおすすめです。
ひざ掛けやストールを用意するのも良い工夫だと言えます。

一方、冬場の夜行バスでは、車内の暖房が強すぎて暑く感じるケースも少なくありません。
そのような時のために、脱ぎ着しやすい薄手のアウターを選ぶのが賢明でしょう。
フリースジャケットやダウンベストなら、温度調整がしやすいはずです。

また、夜行バスは長時間同じ姿勢でいることになるため、体が凝りやすいというデメリットがあります。
ゆったりとしたスウェットやレギンスなど、伸縮性の高い素材の服を選ぶことで、ラクな姿勢を保ちやすくなるでしょう。
足元は、圧迫感の少ないスニーカーやスリッパを履くのがおすすめです。

車内での睡眠時は、アイマスクや耳栓を使って、光や音をシャットアウトすると快適に眠れます。
フード付きのネックピローを使えば、頭や首まわりを温かく保てるでしょう。
体が冷えやすい人は、ブランケットを持参するのも良いかもしれません。

このように、車内の温度変化に合わせて着脱しやすい服装を整えることが、夜行バス移動を快適にするコツと言えます。
状況に応じて臨機応変に体温調整ができるよう、上着類は上手に組み合わせたいものです。
旅先の気候を考慮しつつ、バス車内でも着心地の良い服を選ぶことで、旅の疲れを最小限に抑えられるはずです。

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夜行バスに持ち込める荷物と規定サイズを知る

夜行バスで快適な旅を楽しむためには、持ち込める荷物の種類とサイズ制限について把握しておくことが大切です。
事前に荷物の規定を確認しておけば、当日のトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

バス会社によって、手荷物の大きさや個数、トランクに預けられる荷物のサイズや重量制限などが異なります。
ここでは、一般的な夜行バスの荷物ルールと、特殊な荷物を持ち込む際の注意点について詳しく解説していきます。

手荷物としてバス車内に持ち込める荷物

夜行バスの車内には、座席の上の網棚やシート下のスペースに手荷物を置くことができます。
ただし、バス会社や車両によって、持ち込み可能な手荷物の大きさや個数に制限があるので注意が必要です。

多くの夜行バスでは、以下のようなサイズの手荷物を車内に持ち込めるようになっています。

  • 座席の上の網棚
    縦30cm×横40cm×奥行き60cm程度。リュックやショルダーバッグ、ボストンバッグなどが目安サイズ。
  • 座席の下のスペース
    縦40cm×横50cm×奥行き30cm程度。キャリーバッグやスーツケースなどが収納できる大きさです。

ただし、これはあくまでも一般的な目安であり、バス会社によって異なる場合があります。
事前に利用するバス会社のホームページなどで、手荷物のサイズ制限を確認しておくことが賢明でしょう。

また、座席数と同じ個数までしか手荷物を持ち込めないというルールがあるバス会社も少なくありません。
「1席につき1個まで」など、手荷物の個数制限についても確認が必要です。

安全面の理由から、通路をふさぐような大きな荷物は持ち込めません。
運転の妨げになるガラス瓶や刃物などの危険物、悪臭を放つ物なども車内への持ち込みは禁止されています。
夜行バスで快適に過ごすためにも、ルールを守って適切なサイズと内容の手荷物を用意しましょう。

夜行バスのトランクに預けられる荷物の規定

手荷物だけでは荷物が収まりきらない場合は、夜行バスのトランクルームに荷物を預けることができます。
ただし、トランクに預けられる荷物にも、サイズや重量、個数の制限があるので、事前の確認が欠かせません。

一般的には、以下のような規定でトランク荷物が制限されています。

  • サイズ
    縦70cm×横50cm×奥行き30cm程度まで。大型のスーツケースが目安サイズです。
  • 重量
    1個あたり20kg程度まで。バス会社によっては30kgまで認めているところもあります。
  • 個数
    1人あたり2個程度まで。バス会社によっては1個の場合もあります。

これらの規定は、あくまでも一般的な例であり、バス会社によって異なります。
WEBサイトで荷物の規定を調べるか、必要に応じてバス会社に直接問い合わせるなどして、事前に確認しておくことが大切です。

スキーやスノーボードなどの長尺物を預ける際は、専用のケースに収納するなどの条件が付く場合もあります。
割れ物や壊れやすいもの、貴重品はトランクに預けるのは避けた方が無難でしょう。
トランクルームは屋外に面しているため、衣類などを預ける際は防水対策も必要です。

また、トランク荷物の個数が超過した場合や規定サイズ以上の荷物がある場合は、追加料金が発生するケースがほとんどです。
荷物の量が多くなりそうな時は、事前にバス会社に相談して、対応方法を確認しておくと安心でしょう。

自転車やサーフボードなどの特殊な荷物も事前確認を

夜行バスの旅で自転車やサーフボードなどの特殊な荷物を持ち込みたい場合は、事前の確認と準備が欠かせません。
バス会社によっては、そもそも特殊荷物の持ち込み自体を断っているケースもあるからです。

まずは利用するバス会社に、持ち込み予定の荷物が預けられるかどうかを問い合わせてみましょう。
預けられる場合でも、以下のような条件や制限がある場合が多いです。

  • 自転車
    専用の輪行バッグやケースに収納すること。パンクしないようにタイヤの空気を抜いておくことなどが条件になるケースが多いです。
  • サーフボード
    専用のケースに収納することが条件のバス会社がほとんど。
    「サーフボードの長さが〇〇cm以内」など、サイズの制限が設けられている場合もよくあります。
  • 楽器
    ギターなどの大型の楽器は、専用のケースに収納しないとトランクに預けられないバス会社が多いです。
    楽器の種類によっては、車内持ち込みのみ許可し、トランク預けは断るケースもあります。

これらはあくまで一例であり、バス会社によって受け入れ条件は異なります。
持ち込みを断られるケースも珍しくないので、必ず事前に問い合わせて条件を確認しておきましょう。

また、特殊荷物の持ち込みには、追加料金が必要になることがほとんどです。
料金は荷物の種類やサイズによって異なり、1,000円~5,000円程度が相場と言えます。
 事前にバス会社に料金を確認しておけば、当日のトラブルを防ぐことができるでしょう。

夜行バスでの特殊荷物の持ち込みは、事前の入念な準備と確認が成功のカギを握ります。
もし持ち込みが難しい荷物がある場合は、宅配便を利用するなどの代替手段も検討してみると良いかもしれません。
万全の準備で夜行バス旅行を楽しみましょう。

夜行バス車内で快適に過ごすための持ち物リスト

夜行バスでの長旅は、座席の居住性の低さから体への負担も大きくなりがちです。
そこで、車内で快適に過ごすためには、目的に合わせた衣類や便利グッズを賢く活用することが大切でしょう。

疲れを溜めず、目的地に向けて元気よく出発できるよう、夜行バス車内で快適に過ごすための持ち物について詳しく見ていきましょう。

旅の目的に合わせた衣類や着替え

夜行バスの車内は、昼夜を問わずエアコンが効いています。
そのため、薄手の長袖シャツなど、温度調整のしやすい服装が基本となるでしょう。
また、朝夕の気温の変化が大きい時期は、脱ぎ着の簡単なカーディガンなどの羽織ものがあると安心です。

旅行の目的や日程によっては、バス車内で着替えが必要になることもあります。
例えば、以下のようなケースが考えられますね。

  • 出張や帰省で朝から予定が詰まっている
    バス到着後にホテルへの立ち寄りができない場合は、車内で着替えて身だしなみを整えたいもの。ワイシャツやブラウスなどの予備を用意しておくと安心です。
  • 観光やレジャーで1日中歩き回る予定がある
    動きやすく、汗をかいても快適な服装に着替えられるように、Tシャツやトレーナーなど、リラックスできる服を用意しましょう。レギンスなどの着脱しやすいアイテムもおすすめです。

また、スマートに着替えを済ませるためには、以下のような工夫も効果的です。

  • 着替える順番を考えて、上下を分けてパッキングする
  • アメニティグッズと一緒に着替え用の服をバッグにまとめておく
  • 大きめのストールを羽織って、その中で着替える

旅の目的に合わせて適切な衣類を用意し、着替えの手順にも気を配れば、夜行バスの中でもストレスなく快適に過ごせるはずです。
寒暖の変化に対応できる服装選びを心がけることが大切ですね。

バス車内で使える便利アイテム10選

夜行バスの車内で快適に過ごすには、目的に合った衣類以外にも、実用的なグッズを揃えておくことが重要です。
ここでは、筆者が厳選した便利アイテムを10個ご紹介しましょう。

  • ネックピロー
    安定した姿勢で眠れるように、首への負担を和らげるネックピローは必需品と言えるでしょう。コンパクトに収納でき、装着も簡単なものを選ぶのがおすすめです。
  • アイマスク
    光を遮断し、眠りを誘うために欠かせないアイテムがアイマスク。フィット感の良い柔らかな素材のものを選べば、違和感なく使えます。
  • 耳栓
    騒音を遮断し、静かな環境を作るために耳栓は重要です。シリコン製の柔らかいものなら、耳への負担も少なく快適に過ごせるでしょう。
  • 靴下
    夜行バスでは、足元が冷えやすいもの。そこで、保温性の高い靴下があると安心です。足の疲れ対策には、ゆったりとしたものがおすすめです。
  • ひざ掛け
    リクライニングしても、足元に隙間ができて冷気を感じることがあります。そこでコンパクトなブランケットがあれば、ぐっすりと眠れるでしょう。
  • ウエットティッシュ
    サッと使えるウエットティッシュは、手指の汚れや顔の汗をふき取る時に重宝します。香り付きのものなら、気分転換にもなって快適です。
  • 歯ブラシ・マウスウォッシュ
    車内での歯磨きは難しくても、到着後に爽やかな息で過ごしたいもの。そこでコンパクトな歯ブラシとマウスウォッシュがあれば安心ですね。
  • 保湿クリーム・リップクリーム
    エアコンの乾燥で肌が荒れないように、保湿クリームとリップクリームを忘れずに。乾燥対策は快適な車内時間を過ごすために欠かせません。
  • モバイルバッテリー
    スマホを使いすぎて電池切れは避けたいですよね。容量の大きいモバイルバッテリーを用意すれば、充電切れの不安がなくなります。
  • スリッパ
    足元を解放して過ごしたい時は、折りたたみ可能なスリッパがあると便利。かさばらずにバッグに収納できるタイプがおすすめです。

これらの便利アイテムを揃えておけば、まるで自宅にいるような居心地の良さで、夜行バスの長旅を過ごせるはずです。
ご自身の旅のスタイルやこだわりに合わせて、必要なグッズを厳選してみてくださいね。

眠りを誘う快適グッズで熟睡を

夜行バスの旅で最も重要なことは、いかに質の高い睡眠をとるかということ。
眠れないと翌日に疲れが残り、旅行を十分に楽しめなくなってしまいます。

そこで、ここでは筆者おすすめの快眠グッズをいくつかご紹介しましょう。

  • 低反発まくら
    夜行バスの座席に設置されている枕は、高さが合わずに寝づらいことがありますよね。そこで活躍するのが低反発の携帯用枕。フィット感が高いので、自然な姿勢で眠りに入れます。
  • 軽量の毛布
    冷房の効いた車内で眠るには、保温性の高い毛布が欠かせません。かさばらず、軽量のフリース素材などがおすすめ。肌触りがよく、思い通りの体勢で使えるものを選びましょう。
  • ホットアイマスク
    目の疲れを癒やしながら眠りを誘うのがホットアイマスク。ほんのり温かさを感じながら使えるので、リラックスして眠りに入れます。使い捨てカイロを挟めるタイプもあります。

これらのアイテムを使えば、周囲の環境に左右されずに質の高い睡眠がとれるはずです。
ただし、どんなに優れたグッズでも、自分の使い心地に合わなければ意味がありません。

  • 事前に自宅で試し、快適に使えるかどうかを確かめる
  • 長時間使っても肌に負担がないかチェックする
  • 気になる臭いなどがないか確認する

こうした確認を怠らず、自分に最適な快眠アイテムを見つける努力が大切だと言えるでしょう。
心地よい眠りをとることが、旅の疲れを癒やし、翌日の体調を整えることにつながります。
夜行バス旅を最大限楽しむためにも、眠りの質にこだわってみてはいかがでしょうか。

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荷物トラブルを防ぐための注意点

夜行バスを快適に過ごすには、荷物の扱いにも気をつける必要があります。
大切な荷物を紛失したり、破損されたりしては、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。

でも、どうすれば荷物トラブルを未然に防げるのでしょうか。
ここでは、夜行バス利用者が知っておくべき荷物の注意点を2つ解説します。
出発前にこれらのポイントをチェックしておけば、荷物の心配をせずに安心して旅を楽しめるはずです。

貴重品は車内に持ち込もう

夜行バスに乗る際、手荷物は座席の上の網棚か足元に置くことになります。
一方、大きなスーツケースなどはバスのトランク(車外の荷物室)に預けるのが一般的です。
トランクに預ける荷物は、目の届かないところで扱われるため、盗難や紛失のリスクがあると言えるでしょう。

したがって、現金や貴金属、パソコンなどの高価な品は、トランクではなく車内に持ち込むことをおすすめします。
車内なら自分の目が届く範囲にあるため、盗難のリスクを最小限に抑えられます。
大切なものは常に自分の手元に置いておくのがセオリーですね。

ただし、車内に持ち込める荷物には、サイズや個数の制限があります。
多くのバス会社では、持ち込み手荷物は1人1個までで、サイズは縦・横・高さの合計が120cm以内と定めています。
それより大きな荷物は、トランクに預ける必要があるので注意しましょう。

「貴重品を車内に持ち込みたいけど、荷物が多くて全部は無理かも…」
そんな時は、貴重品だけを小さなバッグにまとめて持ち込む工夫が大切です。
リュックやショルダーバッグなら、座席の足元に置いてもかさばりません。
ぜひ、大切なものを守れるコンパクトな工夫を心がけてみてください。

トランクの荷物の紛失・破損補償を確認

「スーツケースの中身が抜き取られていた」
「荷物が破損していた」
夜行バスを利用した際、こうしたトラブルに見舞われたことがある人も少なくないでしょう。
実際、国民生活センターには、夜行バスのトランク預け荷物に関するトラブルの相談が数多く寄せられています。

でも、トランクに預けた荷物が万が一盗難や破損に遭っても、バス会社が必ず補償してくれるとは限りません。
そもそも、トランク預かりサービスは基本的に無料のオプションサービスなのです。
そのため、多くのバス会社は、約款で荷物の損害賠償責任について免責規定を設けています。

例えばJRバス関東の運送約款では、荷物の盗難や紛失、破損について、「発送時における1個または1個口ごとの価額の合計額が15万円を限度として賠償する」と定めています。
つまり、時計や宝石など高価なものがトランクの中で盗まれたとしても、たとえ実際の損害額がそれ以上であっても、補償の上限は15万円ということになります。

だからこそ、事前にバス会社の約款をチェックし、荷物の補償内容を把握しておくことが大切なのです。
もし、補償内容に不安があるなら、貴重品は極力トランクに預けないようにしましょう。
それでも心配な人は、旅行傷害保険に加入して、盗難や破損の補償を手厚くすることも検討してみてください。

「もしもの時はどうなるんだろう」
そんな心配を抱えて夜行バスに乗るのはストレスですよね。
でも補償内容を事前に確認することで、トランクに何を預けていいのかの判断基準が得られるはずです。
ぜひ約款を確認して、あなたの荷物を賢く守る方法を考えてみてください。

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夜行バスで賢く荷物を持ち運ぶ5つのコツ

夜行バスでの旅行は、荷物の持ち方次第で快適さが大きく変わります。
できるだけコンパクトにまとめつつ、必要なものは確実に持っていきたいですよね。

そこで、筆者の経験から導き出した、夜行バスで賢く荷物を持ち運ぶ5つのコツをご紹介します。
これさえ抑えておけば、あなたも夜行バス旅行を思う存分楽しめるはずです。

1つのバッグにコンパクトにまとめる

夜行バスでは、座席の足元やバス車内の荷物棚のスペースが限られています。
そのため、できるだけ1つのバッグにコンパクトにまとめることが重要です。

具体的には、以下のような工夫が有効でしょう。

  • 衣類はコンパクトに
    Tシャツやタオルなどは丸めて収納すると、かさばりにくくなります。衣類圧縮バッグを使うのも手です。
  • 小物類はポーチで整理
    充電器やイヤホンなどの小物は、ジップロックやポーチに入れてからバッグに収納しましょう。バラバラになるのを防げます。
  • 靴はバッグの底に
    靴は他の荷物を圧迫しやすいので、バッグの一番底に収納するのがベストです。靴下などを中に詰めると、スペースを有効活用できます。

「できるだけ少ない荷物で賢く旅したい」
そんな思いを叶えるには、1つのバッグにコンパクトにまとめるのが一番の近道と言えるでしょう。

小分け収納で荷物を機能的に整理

夜行バスの車内は真っ暗になることがほとんどです。
そんな中で必要なものをスムーズに取り出すには、小分け収納が欠かせません。

以下のようなアイテムを使って、荷物を機能的に整理しておくと便利ですよ。

  • 多機能ポーチ
    文庫本サイズのポーチに、スマホ、モバイルバッテリー、イヤホンなどの必需品をまとめて入れておけば、車内で迷わず取り出せます。
  • 衣類用圧縮バッグ
    衣類を圧縮できるので、スーツケースの中のスペースを節約できます。宿泊先で着替えを取り出すのにも重宝します。
  • 仕切り付きケース
    充電器や文房具、常備薬などを仕切りで区切れるので、中身が見やすく取り出しやすい。ゴチャつきがちな小物類の整理に役立ちます。

「夜行バスの中で慌てたくない」
そんなあなたには、小分け収納がマストです。
荷物を整理整頓しておけば、真っ暗な車内でもストレスなく過ごせるでしょう。

必要な荷物を適量に見極める

夜行バス旅行に持っていく荷物は、”最小限に抑えつつ必要十分な量”が理想です。
荷物が多すぎれば身動きが取れませんし、少なすぎれば不便を感じてしまいます。

そこで大切なのが、自分にとって本当に必要なものを見極める目です。
以下のような視点で、荷物をセレクトしてみてください。

  • 着回しのきく服を選ぶ
    1枚で多くのコーディネートに使える服を中心に選べば、荷物を最小限に抑えられます。小物で変化をつけるのも良いでしょう。
  • 現地調達できるものは省く
    ドラッグストアですぐ買えるものは極力省きましょう。代わりにコンビニ受取もできる宅配便を活用するのもおすすめです。
  • 荷物の用途を明確にする
    「これは移動中に使う」「これは宿泊先で使う」など、荷物の使用タイミングを整理すると、無駄を省けます。

「でも、何を持っていけば良いか迷う…」
そんな風に思ったら、自分なりの荷物チェックリストを作ってみるのが一番です。
必要な荷物を適量に見極められれば、身軽な夜行バス旅行が楽しめるはずです。

大きな荷物は事前にバス会社に相談

夜行バスへの大きな荷物の持ち込みには注意が必要です。
バス会社によっては、受け入れ可能なサイズや個数に制限があることも。

以下のようなケースでは、事前にバス会社へ相談しておくのが賢明でしょう。

  • スーツケースを持ち込む場合
    大型のスーツケースは、車内には持ち込めないことがほとんど。事前に予約しないと、当日預けられない可能性もあります。
  • 大型の楽器を持ち込む場合
    ギターやキーボードなどの大型楽器は、専用の預け入れスペースが必要です。料金が発生することもあるので、事前確認が大切。
  • スポーツ用品を持ち込む場合
    サーフボードやスノーボードなど、長尺物の持ち込みには条件がある場合が多いです。バス会社の規定を事前に把握しておきましょう。

「これは持ち込めるかな…」
そんな荷物があれば、早めにバス会社に相談してみてください。
難しそうなケースでも、代替案を提案してもらえることがあります。
事前相談を怠ると、当日にトラブルに見舞われるかもしれません。

車内の収納スペースを有効活用

夜行バスには、座席まわりを中心にいくつかの収納スペースがあります。
それらを上手に使い分けることで、車内をスッキリと保てるはずです。

具体的には、以下のような収納を活用するのがおすすめ。

  • 座席の足元
    大きめのバッグを置くのに最適。ただし通路側に荷物がはみ出さないよう注意しましょう。足を伸ばせなくなると困りますよね。
  • 座席の背もたれの網ポケット
    読みかけの本や飲み物を入れるのに便利。取り出す頻度が高いものこそここへ。ただし容量は少ないので入れすぎ注意です。
  • 座席上の荷物棚
    バックパックなどの大きめの荷物を置けます。出し入れの際は周りの人への配慮を忘れずに。高い位置なので、落下にも気をつけて。

「でも荷物が多くて、収納スペースだけでは足りない…」
そんな時は、工夫次第でなんとかなるかもしれません。
例えば膝の上にブランケットを広げれば、その上に小物を置くことができますよ。
柔軟なアイデアで、車内の限られたスペースを有効活用してみてください。

まとめ:夜行バス旅行の荷物選びから始める心地よい時間

今回は、夜行バスで国内旅行を楽しみたい方に向けて、

  • 夜行バスでの荷物の持ち方
  • 車内での荷物の収納方法
  • 必要最低限の荷物リスト

上記について、30年以上のバス事業の経験を持つ筆者の視点からお話してきました。

夜行バス旅行では、荷物の量と種類を適切に選ぶことが快適さのカギを握ります。
座席のスペースが限られている分、大きな荷物は周りの方の迷惑になりかねません。
その一方で、必要なものが不足していては、旅先で困ってしまうでしょう。

だからこそ、ご自身の旅の目的と日程に合わせて、本当に必要な荷物を見極めることが大切なのです。
ぜひこの記事で紹介したコツを参考に、快適な夜行バス旅行の準備を始めてみてくださいね。

きっとあなたも、「荷物選びから始まる心地よい旅の時間」を味わえるはずです。
旅先での素敵な思い出作りを、心からお祈りしています。

さあ、夜行バスに乗って、日本中のすてきな場所を巡る旅に出かけましょう!
ワクワクが止まらなくなりますよ。
臆することなく、一歩踏み出す勇気を持ってくださいね。応援しています!

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執筆者情報

銀河鉄道Blogは、バス事業を営む銀河鉄道株式会社が高速(夜行)バスや車に関するコンテンツを提供。バス会社の視点でお客様の暮らしを豊かにする情報をお届けします。

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