必見!高速バスのキャンセル料・払い戻し・手続きを徹底網羅

高速バスの予約キャンセル

高速バスは、突発的な用事や旅行計画の変更にも柔軟に対応できる便利な交通手段ですが、やむを得ず予約をキャンセルしなければならない場面も珍しくありません。

そんな時に気になるのが「キャンセル料はいつ、どれくらい発生するのか?」「キャンセルや払戻しの手続きはどう進めればいいのか?」という点です。

さらに、各バス会社によってキャンセル料や手続きルールが異なるため、事前の正しい知識が経済的損失やトラブル回避に直結します。

本記事では、高速バスのキャンセル料・発生タイミング・主要バス会社ごとの規定や賢い手続き方法まで、最新事情を分かりやすく網羅。

突然の予定変更にも慌てずに対応できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

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当コンテンツは、「一般乗合旅客自動車運送事業(路線バス事業)」「一般貸切旅客自動車運送事業(観光バス事業)」を行う銀河鉄道株式会社が管理を行っております。「貸切バス事業者安全性評価認定制度」で最高の三ツ星認定を獲得した実績を元に、安全で快適なバスの利用方法や車に関する知識をお届けしていきます。

目次

高速バスのキャンセル料や発生タイミングについて

高速バスの予約をキャンセルする場合、キャンセル料がどのタイミングから発生し、いくらかかるのかは多くの人が気になる点です。

キャンセル料の発生タイミングと金額体系

高速バス各社では「出発日までの残り日数」によってキャンセル料が段階的に変動する仕組みを設けています。

多くの大手・中規模事業者で以下のようなパターンが一般的です。

キャンセル日キャンセル料目安
出発日10日前まで無料
9日前〜2日前運賃の10~20%
前日運賃の30%
当日運賃の50%
無連絡・発車後100%(全額)

日数の区切りや率は会社や路線により微妙に異なります。

キャンセル料は「運賃」のみにかかります。オプションや手数料等は別途扱いの場合もあります。

ネット割引・早割などの特別運賃は「払い戻し不可(キャンセル料100%)」のケースも増えているため、予約時の適用条件を必ず確認してください。

直前キャンセルが高額となる理由

バス運行事業者は出発直前にキャンセルされると、空席分を新たな利用者で埋めるのが難しくなります。

運行計画(人件費・車両費・高速代など)は事前に固定されているため、「直前の空席」は売上・経営への打撃になります。

ペナルティ的意味合いも含めてキャンセル料が高く設定されています。

こうしたルールにより、「無断・無計画な予約キャンセルの抑止」と「やむを得ずキャンセルする人にもできるだけ早期連絡を促す」ねらいがあります。

利用者向けの注意点

キャンセル・変更が必要な場合は、できるだけ早めに手続きすることで負担を最小限にできます。

予約後のキャンセル手続きは、各社のWebサイトやアプリ、電話、窓口などで可能です。払い戻しの手数料や方法も事前によく確認しましょう。

乗車日時の変更も「一度キャンセル・再予約」の扱いになる場合が多いため、時間や日付の確定前は割引運賃の利用や直前予約に注意。

繁忙期や連休、特別便の場合、さらに厳しめのキャンセル規定となることもあるので十分注意してください。

キャンセルや変更不可の特別割引商品も増加傾向です。料金だけでなく「変更・キャンセル条件」も必ず確認・納得してから申し込みを。

キャンセル料の減額・免除が適用されるケース

多くの事業者では、「利用者の責によらないやむを得ない事情」がある場合、キャンセル料の減額や免除を柔軟に行っています。たとえば、

  • 病気やケガによる入院・診断書提出
  • 親族の急な葬儀・法要等
  • 交通機関の大規模な乱れ、災害(地震・台風・大雪など)

など。

国土交通省のガイドラインや標準送約款でも、天変地異やバス会社側の運行中止など「不可抗力」や利用者非責の場合のキャンセル料免除が明記されています。

減額や免除を希望する際のポイント

  • 事情や状況を詳しく説明する(メールや電話で丁寧に)
  • 診断書や葬祭状など必要な証明書類を早めに準備・提出
  • 事業者側に誠実に話をし、Web記載の条件なども確認して申し出る

繁忙期や特殊運賃(早割・ネット割引)は規定が厳しい場合もありますが、まずは遠慮せず相談しましょう。

定期券や特殊運賃の払い戻し・減免対応

定期券や一部割引切符についても「出発日前の早期キャンセルは全額返金」「直前は半額」などの特則が設けられるケースがあります。

事業者ごとに細かい規定が異なりますので、該当する場合は早めに確認・手続きを行いましょう。

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主要な高速バス会社のキャンセル料とキャンセル方法

主要高速バス会社8社のキャンセル料金とキャンセル手続き方法をまとめました。

各社共通点も多いものの、キャンセルの受付方法や料金発生のタイミングなどに違いがあるため、予約前にしっかり確認しておくことが重要です。

早めの手続きで余計なキャンセル料を抑え、スムーズな手続きを心がけましょう。

WILLER EXPRESS(WILLER)

キャンセル料金

  • 乗車日の3日前まで:無料
  • 乗車日の2日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の前日:旅行代金の30%
  • 乗車日の当日:旅行代金の50%
  • 無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • マイページからキャンセル可能
  • マイページからキャンセルできない場合は電話で対応

VIPライナー(平成エンタープライズ)

キャンセル料金

  • 乗車日の10日前まで:無料
  • 乗車日の9日前~3日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の前々日、前日:旅行代金の30%
  • 乗車日の当日:旅行代金の50%
  • 無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • 会員ページまたは非会員予約情報確認ページから変更・キャンセル可能
  • 上記で対応できない場合はチャットで連絡

さくら高速バス(さくら観光)

キャンセル料金

  • 乗車日の10日前まで:無料
  • 乗車日の9日前~2日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の前日:旅行代金の30%
  • 乗車日の当日:旅行代金の50%
  • 無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • 予約サイト・電話のどちらでもキャンセル可能

東急バス

キャンセル料金

  • 乗車日の21日前まで:無料
  • 乗車日の20日前~8日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の7日前~2日前:旅行代金の30%
  • 乗車日の前日:旅行代金の40%
  • 乗車日の当日、無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • 電話でのキャンセルのみ受付

阪急バス

キャンセル料金

  • 乗車日の10日前まで:無料
  • 乗車日の9日前~7日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の6日前~2日前:旅行代金の30%
  • 乗車日の前日:旅行代金の40%
  • 乗車日の当日、無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • 電話でのキャンセルのみ受付

名鉄バス

キャンセル料金

  • 乗車日の11日前まで:無料
  • 乗車日の10日前~8日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の7日前~2日前:旅行代金の30%
  • 乗車日の前日:旅行代金の40%
  • 乗車日の当日、無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • 電話でのキャンセルのみ受付

神奈川中央交通

キャンセル料金

  • 乗車日の10日前まで:無料
  • 乗車日の9日前~2日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の前日:旅行代金の30%
  • 乗車日の当日:旅行代金の50%
  • 無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • 電話でのキャンセルのみ受付

京浜急行バス

キャンセル料金

  • 乗車日の10日前まで:無料
  • 乗車日の9日前~2日前:旅行代金の20%
  • 乗車日の前日:旅行代金の30%
  • 乗車日の当日:旅行代金の50%
  • 無連絡不参加:旅行代金の100%

キャンセル方法

  • 電話でのキャンセルのみ受付

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高速バスキャンセル時の払戻し方法

高速バスをキャンセルするときは、各バス会社の定める手続きや払戻し手順を事前に理解しておくことで、トラブルやストレスを最小限に抑えることができます。

できるだけ早めに連絡を

高速バスのキャンセル料は、出発日が近づくほど高くなるのが一般的です。

キャンセルを決断したら、できる限り早く事業者へ連絡しましょう。

予定変更の理由が「急な仕事」「家族の病気」「交通機関の大規模遅延」など正当な事情であれば、内容を正直に伝えることがポイントです。

  • 公式サイトでキャンセル受付窓口や連絡先を確認
  • 電話やWebから、予約番号・氏名・状況を端的に伝える
  • 必要に応じて、キャンセル料減免について相談

事業者への連絡とキャンセル手続き

高速バスをキャンセルする際は、各事業者のWebサイト、またはサポート窓口(電話やチャットなど)を利用して手続きします。

必要な情報として「予約番号」「予約者氏名」「連絡先」などが必須です。

オンライン予約の場合はログイン後、各種マイページから手続きが可能な会社が増えています。

キャンセルタイミングに応じたキャンセル料(多くは運賃の10~50%)が案内され、支払い済み金額との差額が払戻し対象となります。

払戻し金は、支払い方法や事業者ごとの規定に従い返金されます。口座振込やクレジットカード返金が主流ですが、現金での窓口払いが可能な場合もあります。

払戻し処理のスケジュール

手続き完了後、通常1~2週間ほどで返金処理が行われます。

クレジットカードの場合、締日やカード会社の返金処理タイミングにより遅れることもあるため注意が必要です。

払戻し金の主な受け取り方法

キャンセル手続き完了後、実際に払戻し金を受け取る方法は主に以下の3つが挙げられます。

事業者窓口での現金受取

予約時の控えや本人確認書類(運転免許証など)が必要

窓口まで足を運ぶ必要がありますが、その場で現金受取ができます。

営業時間や取扱店舗が限定されていることもあるため、事前に確認を。

指定口座への銀行振込

オンライン予約時に登録した、または手続き時に指定した口座へ振込。

振込手数料はバス会社が負担する場合が多いですが、一部自己負担になるケースもあるため要確認。

手続き完了後、1~2週間程度で入金されるのが一般的です。

クレジットカードへの返金(決済取消)

クレジット決済を利用した場合、多くの事業者でカード会社を通じて返金が行われます。

カード会社への連絡は原則バス会社側が行い、自動的に決済が取り消される仕組みです。

返金がカード明細に反映されるまで数日~数週間かかる場合があります。

払戻し時の注意事項

キャンセル理由や払戻し方法によっては、事業者から追加で証明書類提出や本人確認を求められることがあります。

チケットレス(スマホ乗車券・QRコード等)を利用した場合も、キャンセル・払戻し手続き方法は紙のチケットとほぼ同様です。

払戻しを希望する場合は、事業者の指定した手続き・受付期間を必ず守りましょう。

「早期割引」「特別運賃」「ネット割」の場合、払い戻し不可やキャンセル料100%の場合もあるので、予約時の注意事項を必ず確認してください。

急ぎの場合やわかりにくい場合は、コールセンターやチャットサポートに直接相談するとスムーズです。

高速バスのキャンセル料をできるだけ抑えるためのポイント

ここではキャンセル料を抑えるコツを3つにまとめてわかりやすく解説します。

キャンセルポリシーを事前に確認する

高速バスの多くは「出発が近づくほどキャンセル料が上がる」仕組みを採用しています。

主な目安としては、早めのキャンセルで無料~10%、2日前以降は20~30%、前日・当日は50%以上や全額となる例が一般的です。

予約時に各社公式サイトや申込画面で「キャンセル規定」「払戻し条件」を必ず確認。

もしキャンセルの可能性が少しでもある場合は、判断を早めましょう。

事業者によっては「やむを得ない事情(入院・忌引など)」は証明書等の提出で減額または免除となることもあるので、証拠書類の要件も事前にチェック。

ネット割引や早割など特別運賃は「払い戻し不可」やキャンセル料100%のケースも増加傾向なので特に注意してください。

無計画なキャンセルや、繰り返しの直前キャンセルは他の利用者や事業者の迷惑になるため、節度ある判断も大切です。

体調管理に気をつけ、日程変更の可能性を考慮する

健康や突発的な用事によるキャンセルリスクは誰にでもあります。そのリスクを減らすには以下のような備えが有効です。

  • 「変更可能プラン」「キャンセル料が低いプラン」があれば、やや割高でも選択肢として検討
  • 事業者によってはキャンセル保険(有料)を申込時に選択できることも。保険の内容や費用対効果も確認
  • 出発前は体調管理を徹底し、体調不良による当日キャンセルを極力防ぐ
  • 日程を調整しやすい人は、柔軟なスケジューリングで無理をしない

このような工夫で「やむを得ない急なキャンセル」も最小限に抑え、損失リスクを避けることができます。

同行者と予定を共有し、無理のない計画を立てる

グループでのバス旅行は、各自の予定変更や体調変化で直前キャンセルが起こりやすいものです。

メンバー全員の都合を早い段階でしっかり確認し仕事や学校行事、家族の体調など思わぬ用事とのバッティングが無いか再度チェック。

体力や年齢に配慮したゆとりあるスケジュールを必ず計画しましょう。

計画段階で不安要素が多い場合は、少人数で再調整するなど柔軟に対応。

無理のない合意形成が、当日のドタキャンや余計なキャンセル料発生防止につながります。

まとめ

高速バスのキャンセル料は「出発が近づくほど高くなる」のが一般的ですが、各バス会社ごとにタイミングや手数料に違いがあります。

キャンセル時は、できるだけ早めに手続きを進め、正確な情報を把握することが肝心です。

また、急な体調不良や予期せぬ事情がある場合は、減額や免除の可能性があるので、諦めずに相談しましょう。

払戻し方法や手続きの流れ、そしてキャンセル料を抑えるためのコツを押さえておけば、不測の事態にも冷静に対応できます。

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執筆者情報

銀河鉄道Blogは、バス事業を営む銀河鉄道株式会社が高速(夜行)バスや車に関するコンテンツを提供。バス会社の視点でお客様の暮らしを豊かにする情報をお届けします。

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